以下に資料もアップされています。
開発のよいやり方を形式値にして共有しよう! 〜パターンマイニングワークショップ〜
https://www.facebook.com/events/550763354987282/
パターンについての解説を聴き、ワークショップを時間オーバーの盛り上がりで行いました。
鷲崎さん、川口さんはじめ、みなさまありがとうございました。
パターンとは
パターンとは、特定の「文脈」で繰り返し起きる「問題」とその「解決」の記述
と定義されていました。
資料も見て頂くとして、ワークなどの中でポイントだなと思った点がいくつかありました。
- 「文脈」「問題」「フォース」をどう切り出すのか?
- 「フォース」は、理由に通じるところであったり、物事の仕組みであったりすることがある。手段や制約といったところであったりもする。
- 「問題」は「解決」によって変化するものである。
パターン候補の簡易マイニング
資料にも書かれている、経験的なコツや暗黙知を、言語化して形式知にしたもの
ですが、暗黙知をどうやって形式知にして再利用可能にするか、ということへの一つの解として、パターン形式で書いてみるというのがあるんだなと思いました。
チームでのワークで「パズル的な要素」ということがでました。パターンの種になりそうなものを「パターンの形式」に当てはめていく中で、「文脈」から「結果」までのスジが通っているような、いないような、しっくり来ない状態がありました。そこをチームのメンバーの経験などで「文脈」や「問題」などを当てはめていくと、いい感じにピースがはまったんじゃない?というものがでてきました。
パターン形式で書く過程において共有を行う事で、メンバーが共通的に考えているような形式に集約されていくんだな、という印象でした。
また、他のチームは具体的なパターンから抽象度の高いパターンに変わっていたというところもあったり、他のパターンへの展開がありそうという話があったり、いろいろ面白かったです。
パターンを使いやすい形に改善していく
というお話が川口さんからありました。GoFのデザパタのように、いいものをまとめたもの、がパターンと思っていたので、これは重要だなと思いました。
確かに、いろいろなことをカイゼン、カイゼン言っているのに、これはいいものだから!、と思考停止しちゃ駄目ですね。
特にいろいろなところで揉まれたパターンではなくて、チームの中で出してみたものなどには、この視点が欠けたら駄目だなと思います。
パターンランゲージ
パターンでコミュニケーションが取れる、つまり言語としてパターンを使える、という話だったと思います。パターンの中の「解決」について、より具体化した新たなパターンであるとか、関連性の話や、抽象度の話もありました。
SEMATとパターンの関連
SEMATのアルファは状態を捉えるものであり、パターンは文脈(状態)の変化を表現したものとなるため、パターンの「文脈」「結果」をアルファで表現できるんじゃないか?という可能性がある。って、最後にチラッとお話しされていたのと、頂いた資料をみてずらっと書いてみました。
アルファの置かれる状態が定義されていて、その状態変化がパターンで表現されることで、具体的なプラクティスになるということかなと思いました。あってるかな?
パターンに関しても、勉強するのと実際にチームで使い、パターン化して形式知にしてみたいなと思う勉強会でした。
次回も用事が絡む・・・なんて可能性は低いわけですが、引き続き注目していきたいなと思います。
最後に、「ブログ書くまでが勉強会」パターン、どうでしょうか?w
文脈:勉強会に出席した。
問題:スライドや資料だけでは後々思い出せない事が多い。
フォース:・人間覚えていられる事には限度がある。
・重要な事は資料や本などでも調べる事ができる。
・メモはそのうちなくなる。
解決:状況や感想も含めてブログに書く。
結果:振り返りが出来て思い出すきっかけとして残る。
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