【テスト設計】VSTePのファーストステップ 〜 新潟出張版 〜
に参加してきました。
JaSST'17 Tokyo のセッション「VSTePのファーストステップ 〜 JaSST'16東北出張おかわり会 〜」にて講演された、 JaSST東北実行委員のお二方を講師に迎えて行われました。
お二方、主催すわにいの@kasacchifulさん、お疲れ様でした&ありがとうございました!
内容はワークが中心で、ワークに当たって必要なVSTePのことを、はじめに座学でというものでした。座学は大きく、テスト観点図とテストコンテナについてでした。
具体的な図などは、connpassに記載のある参考してもらえればと思います。
テスト観点図
- テスト観点は「テストの意図」。
- チームで納得のいく観点、観点のまとめを行う。
- チームで話し合う中での「違和感」を大事にする。
あのとき、なんかひっかかってたんだよな〜、というところでバグが出て後悔しないようにする。 - 仕様書に書かれていることがすべてではない。
- チームの経験なども含めて観点を出していく。
- トップダウン、ボトムアップ、ズームイン、ズームアウトを繰り返し考えてみる。
- 図にしたら、左右、上下の粒度を見ていく。
粒度があっていない箇所から抜け漏れが見えてくることが多い。
テストコンテナ
- テストを実施することを考えた、観点のグルーピングを行う。
- 左から右へ、時系列にコンテナを並べる。
縦方向は並列に行えるもの。
テストの前後関係、実施順序、同時にできることなどが見える。 - チームとしてしっくりくる、納得できる括りにすることが大事。
ワーク
- +Lhacaの解凍機能について、テスト観点図、テストコンテナを作成するワーク。
- 今回は6人のチーム。
- それぞれで仕様書をざっとみる。
- 仕様書は見ないようにして観点をみんなで付箋に書き出していった。
仕様書を見ないことで、仕様書に書いていないことが出やすくなる。 - 手を止めずにどんどん進めていくのが重要。
- 出した付箋をツリー構造に整理していく。
整理する中で新しい観点がでてきたり、構造を変えるために加えたりと、いろいろ話しながら進めました。 - 観点に出ていくる「言葉」を共通の理解で捉えているか、を確認するのも重要。
チームで同じものを見ていることが重要。バックボーンの違いから、ここがなかなか合わなかった感じがしましたが、擦り合わせて行けたかな。
知っている人たちのチームだからこその思い込みもありそうだな、と思いました。 - テスト観点図ができたら、テストコンテナを作成していく。
- これをやってからでないと、これができない。
これをしてからこれをすべき、といったところからまとめていった。 - 実際にテストを行うことをイメージしながら進めると、順序や並列でできるかなどが考えやすいと感じた。
- 機能が追加された場合などの影響範囲なども、関連する観点から属しているコンテナを抽出することで絞り込みやすい。
実際のワークを通して、顕在化したバグがどこで漏れていたのか、というあたりが明確になりそうだということ、それがチームの中での共通のものさしで語れそうだということを感じました。
普段は一人でマインドマップで観点を出していくことが多いため、まずはワークでやったようなことを取りいれながら、徐々に周りを巻き込んで行けたらなあ、とか思いました。
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